「イシューからはじめよ」と論文のまとめ方はよく似ていた

イシューとバリューのある仕事

タイトルにもあるイシューとは?
「2つ以上の集団の間で結論がついていない問題」で、かつ、「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」→「根本に関わる(=「解を出すのが重要な」)、明確になっていない問題?

イシューの度合いを
「イシュー度」すなわち、「解を出すのに重要な度合い」で表し、
イシューに対する解がどのぐらい明確になっているかを「解の質」で表し、
これら2つが高い仕事を「バリューのある」仕事と捉えている。

「多くの人は、マトリクスのタテ軸である「解の軸」が仕事のバリューを決める、と考えている。そしてヨコ軸である「イシュー度」、つまり「課題の質」についてはあまり関心を持たない傾向がある。だが、本当にバリューのある仕事をして世の中にインパクトを与えようとするなら、あるいは本当にお金を稼ごうとするなら、この「イシュー度」こそが大切だ。

なぜなら、「イシュー度」の低い仕事はどんなにそれに対する「解の質」が高かろうと、受益者(顧客・クライアント・評価者)から見たときの価値はゼロに等しいからだ。(p26)

というふうにイシュー度はかなり大切なキーワード。

圧倒的に生産性の高い人のアプローチは研究に似ている

ここで言う、生産性の高い人のアプローチは、下記。

  1. イシュードリブン
  2. 仮説ドリブン1
  3. 仮説ドリブン2
  4. アウトプットドリブン
  5. メッセージドリブン

では、研究はどうなっているかというと、

  1. 先行研究リサーチ
  2. 仮説を立てる(→そしてさらに実証のためにリサーチすることもある)
  3. 分析
  4. 論文にまとめる

1項目分少ないですが、研究の2がアプローチの2と3に該当する。
そう考えると、非常に研究のやり方とアプローチがよく似ている。

イシュードリブンは「強引に仮説を立てる」事が重要

・私の研究科ではそうでもなかったが、理系の場合、普通に「仮説を立てる」ことからはじまる。
そうすることでリサーチや分析の方向性も決まり、答えが出たときに正しいか誤っているかが自ずと分かるから

・しかしもちろん、仮説を立てようとしても知見や見立ての無いテーマの場合、できないので、おおざっぱに基本情報や1次情報(加工されていない生のデータ)を集め、仮説を立てられるところまで持っていく。

・仮説の立て方のコツとして「SとVを必ず入れる」「WhyよりWhere,What,How」「比較表現を入れる」がある。

仮説は「空想」ではなく、ロジックをもとに組み立てるもの

・仮説ドリブンでは「ストーリーラインを組み立てる」「絵コンテを作る」の2つの段階があります。

・ピラミッドツリーのようにイシューを分解し、サブイシューごとにストーリーを作りストーリーラインを作っていく。いわばプレゼンや論文の要約(サマリー)のようなイメージ。

・サブイシューのストーリーが明確になるとともにストーリーラインも補足などで強化される。

・絵コンテは、軸の整理(原因と結果は何を比べるか)→イメージの具体化(具体的に数値を入れてイメージを作ってみる)→方法の明示(その数値を出す方法(分析手法・データソース)を明確にする)の3段階で進む。

→たしかに論文を書くことで言えば、リサーチ部分のあとに研究手法を書いていくことによく似ている

・分析手法は「比較」(何らかの共通点で比べる)「構成」(市場シェア・コスト比率など全体に対する部分を比較)「変化」(売上の推移・体重の推移など、同じものを時間軸で比較)の3つしかない

ほしい数値が出ない、自分の技術ではできない

・ほしい数値が出ないときは、構造化してフェルミ推定・フィールドワークを増やす・複数のアプローチから推定などして対応

・自分の技術でできないときは、他人の力を借りるor見切りをつけ他のテーマに移る

まとめ

・研究と同じアプローチで生産性が高い物ができると思わなかった
・効率の良い研究(本来はアプローチだが)のやり方がわかってためになった。
(というか大学院時代にこれを知りたかった。。。)
・フェルミ推定のやり方を勉強したいなと思った。