「7つの習慣」は心・技・体を磨く習慣だ

こんにちは、アツです!

スティーブン・R・コヴィーの7つの習慣ってあまりにも有名ですね。

手にとった方も多いのではないでしょうか?

今このたび、振り返ってみてもこれは私にまだ必要だと思わざるを得ない、まさに、人生の書です。

今日はそんな7つの習慣についてまとめてみました。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復/スティーブン・R・コヴィー

テクニックより己自身を磨け

さて、この本は7つの習慣という通称で有名ですが、その脇にあるタイトル、「人格主義の回復」のところ、目に入ったでしょうか?

このサブタイトル、昔読んだときははなかったんです。
しかし、1章にはちゃんとそのことが書いてあったんです。
「人格主義の回復」こそが必要であると。

現在、成功というテーマの本では、「個性主義」といって、まあいわゆるテクニックとか行動とかにフォーカスした物が多いですが、本来は、己自身の内面を磨き,人格的な部分を高める「人格主義」こそが、幸せな人生を歩むのに欠かせないものだと言ってるんです。

現在は「個性主義」が多いが、本来は人格主義こそが幸せな人生を歩むのに欠かせない。だからこそ人格主義を回復、もとい、復権させる必要があるというわけですね。
それがサブタイトルの意味となります。

「主体性を発揮すること」は心の修行だ

第1の習慣、「主体性を発揮する」という習慣について初めて知った時、驚きました。
これこそ、心の修行だと。

主体性というのは、本来は、自分の周りに起こったことを、「自分ごと」「自分の責任」として考えることを意味しますが、ここでは、まず、怒りや悲しみ、さらには喜びなどの感情・反応をコントロールすることも主体性としています。

これ、本当に難しいんですよね。思わず怒りたいときとか、思わず泣きたくなるとかってありますが、そこに流されるのではなく、コントロールせよと。

そこから周りの状況に左右されることなく、率先的に状況を改善する行動を起こそうと考えることで、自分の持つ「影響の輪」を広げるきっかけになるのだというのです。

すごいと思いませんか?この主体性。
これができるようであればかなり冷静に判断ができるようになります。これだけですごい修行になっているんですね。

終わりをイメージすることから始める

第2の習慣は「終わり」から始めるというものですが、人生の終わり、つまり自分のお葬式でどんな人だと思われて死にたいかをイメージしてそこから逆算してどう歩むかを考えるということですね。

そしてここのすごいところは、それぞれのもっている「役割」、たとえば、父だったり、社員だったり、先輩だったりという役割を持っていて、それぞれの役割ごとに目標を決めるところですね。

緊急でないが重要なところに集中せよ

優先順位の決め方について緊急ー重要というマトリクスがありますよね。
で、緊急でないが重要なところに集中せよ、って言われます。

まあ、仕事なら決められて当然なのですが、ここにそれぞれの役割ごとに求められることが入ったら優先順位はどうなるでしょうか?
混乱しますよね?どうやって優先順位を決めたらいいかわかりませんよね。

そうです、ここで、第1の習慣、「主体性を発揮する」ことが求められるんです。そして、第2の習慣、「終わりから始める」のところで、どう思われて死にたいかを考え、そこから重要視するものを決定し、優先順位がきまってくるわけです。

どうですか、密接に絡み合っていると思いませんか?

ここまでが、私的成功、つまり個人の成長のための習慣です。
次からは、公的成功、他者との信頼を築くための習慣、になります。

Win−Winを考え、できないなら、やらない選択をする

ビジネス上、Win-Winを考えろと言うのはよく言われますよね。

ところが、現実だと、自分が我慢したり、または、相手が我慢したりというのが往々にしてあるわけです。

でも毎回必ず、Win-Winになるとは限らない。
ではどうするか。No deal,つまり「やらない」選択をすることも選択の1つとしていれることが大事なんだそうです。
でもこれが結局、「みんなにとっていいこと」になるわけです。どっちが勝ったり負けたりするんではないからですね。

相手をまずはよくよく理解してから自分を理解してもらう

まずは相手の言うことをよく聞きましょう、受け入れましょうってよく言われますよね。

そうして、相手の「聞く姿勢」を作ってから、自分を理解してもらったほうが、結果として受け入れられやすいと言うことが多いです。

妥協より、Win-Winという第3の案を

話をまとめるにはどこかで折れなければならないときがありますね。
人はそれを「妥協」と呼びます。これはWin-Winというより、Lose-Loseですよね。

そうではなく、相互にWinになる、1+1が3以上になる、第3の新しい案を探し出すことを相乗(シナジー)効果というそうです。

こちらの第6章ではシナジー効果を生み出すいくつかの戦略を紹介しています。

心・技・体という3つの刃を常に最新再生させる

第7の習慣の最新再生の習慣ですが、私は下記のように解釈しました。
「心」とは、精神を鍛える、ヨガ・瞑想だったり、第1の習慣を意識させることなど。
「体」とは、食事・運動・休息のこと。まあ、基本なんですよね。
「技」とは、勉強して知識を得ることですね。

ただ、これの他に「社会・情緒」としてコミュニケーションや交渉などを通して良好な人間関係を築くこともありました。

7つの習慣は結局は基本的なことだが、継続が難しい

ここまで7つの習慣についてまとめてみました。

振り返ってみれば、やっぱり「心」「技」「体」を鍛えるもので、
それに人間関係も入ります。

どうですか、一部新しいこともあったとはいえ、今までに聞いたことがないですか?
当たり前のことではあるんですが、難しいことなんですよね。
これら全部がすべてできる人って多分今までに見たことがないです。

逆にこれら全部ができてたら、、、本当に幸せな生活が送れるのは当然だなって思います。

私自身も、まだまだできていないので日々是精進あるのみ、ですね。